ubuntu 12.04 で resolv.conf が書き換えられる
Update: 2012-08-25
まず最初に、 resolve.conf
ではなく resolv.conf
だそうです ^^;) bash の補完機能は便利ですねぇ ^^;;)
Ubuntu 10.04 のサーバを Ubuntu 12.04 server に置き換えるため、 OS インストールの後 /etc/resolv.conf
の設定を書き換えました。そして、再起動すると、 resolv.conf の内容が書き換えられてしまいます。 Ubuntu 12.04 では resolvconf
を使うので、 /etc/resolvconf/resolv.conf.d/base
に書けばよいという話を聞いたの ( ソース不明 ) で Ubuntu 10.04 の旧サーバの /etc/resolv.conf
の内容をそのままそこに書いて sudo service resolvconf restart
としてみましたが、だめでした。旧サーバの /etc/resolv.conf
の中の記述の順番に意味があるようなのですが、 resolvconf で書き換えたられた /etc/resolv.conf
を見ると、順番が変わってしまっています。
そもそも resolvconf の正しい使い方はどうなの?ということで調べてみました。
まず、 Ubuntu がこのあたりの仕様を変えた理由はこちらです。
Improvement to DNS resolving in Ubuntu
https://blueprints.launchpad.net/ubuntu/+spec/foundations-p-dns-resolving
いろいろなネットワークにつながっていて、利用する DNS も複数あるような場合に交通整理したい(超訳)ということのようです。 Desktop に関することは省略します。
Ubuntu のリリースノート https://wiki.ubuntu.com/PrecisePangolin/ReleaseNotes/UbuntuServer によると、この仕様変更についてはこちらを見ろとのことです。
DNS in Ubuntu 12.04
- 静的なIPの構成の場合は
/etc/network/interfaces
に "dns-nameservers", "dns-search", "dns-domain" を設定する。 - /etc/resolvconf/resolv.conf.d/ の下のファイル
"base", "head", "tail"
に追加の設定を書くこともできる。 - この仕組みを使いたくない場合は、シンボリックリンクになっている
/etc/resolv.conf
を普通のファイルにすることもできる。お勧めはしないけど。
というようなことを書いています。 Desktop に関することは省略します。
/etc/network/interfaces
についてはこちらにサンプルがあります。
Ubuntu Manpage: resolvconf - manage nameserver information
http://manpages.ubuntu.com/manpages/lucid/man8/resolvconf.8.html
それぞれのインターフェースに設定できるということのようです。うまく使えば不要な問い合わせを減らすことができるかもしれません。