飲料自販機の消費電力
Update: 2011-04-16
2011年4月9日 石原慎太郎 東京都知事 選挙演説で
「自動販売機なんてやめちまえ。コンビニで買って家で冷やせばいいじゃない」
2011年4月13日蓮舫 節電啓発担当相 衆院内閣委員会で
「石原氏がどういう思いで言ったのかは分からないが、節電と経済効果への支障を最小限に抑える知恵は、同時進行で取り組むべきだ」
2011年4月14日 東京都議会民主党 自販機抑制条例案を提出へ http://mainichi.jp/select/seiji/news/20110415k0000m040158000c.html
条例案は7~9月に、通常は午後1~4時に停止している冷却機能を、午前10時~午後9時に拡大することを業界に求める。
そもそも自販機の消費電力って、どのくらいのものなの? まず、1台あたりの消費電力について
日本自動販売機工業会の 飲料自販機出荷機1台あたりの年間消費電力量によると、
- 2009年度 1,167 kWh
- 2012年度目標 1,046 kWh
1世帯あたりの消費電力と比較すると、
電気事業連合会の 一世帯当たりの電力消費量の推移 によると、
1ヶ月あたりの変異金電力消費量 2009年度 283.6 kWh
つまり年間 3,403 kWh なので、これに対して自販機は 1/3 くらい。
冷蔵庫と比較すると、
東海大学 木村研究室の 冷蔵庫の消費電力 によると、
冷蔵庫の年間消費電力量は 300 〜 600 kWh くらい。 これに対して自販機は 2倍くらい。
飲料自販機は、冷蔵庫よりは消費電力多いだろうなとは思っていたけど、まあ、こんなものかな。
次に、全体の消費電力量について
日本自動販売機工業会の 2010年末自販機普及台数及び年間自販金額 によると、飲料の自動販売機の合計で、
- 普及台数 2,591,200
- 年間自販金額 2,361,513,000,000円
えーっと、2兆円? あぁ、びっくりした。約 260万台なので、掛け算して、 28億6千万 kWh
電気事業連合会の FEPC INFOBASE 2010 によると
電灯電力 2009年 2,850億 kWh
総量だと 100分の 1くらいで、比べものにならないな。