みちのぶのねぐら

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原口一博氏と靖国神社

Update: 2010-09-18

民主党の代表選の真っ最中という微妙な時期のことなのですが、店頭に並んだ週刊文春9月16日号に、なが〜い副題がついたややこしそうな記事が掲載されました。

原口総務相「靖国公式参拝」宣言
菅政権に大激震!
菅内閣の閣僚として靖国神社に…私はなぜ決断したのか

フリージャーナリストの上杉隆氏の記事です。で、私にとって問題なのは、この記事、どこが大激震なのかさっぱりわからないんだけど?

原口氏は前からそういう人じゃん。電車の中でこの見出しが入った吊り広告見た人の大半は誤解するから。

この記事、執筆者が上杉隆氏だというのがポイントです。以前、上杉隆氏がおもしろい公文書をみつけちゃった件について、原口一博総務相(当時)の口を借りて再度蒸し返してもらった、と読むことができます。いや、多少なりとの性格の素直でない読者ならそのように読むはずです。で、その公文書はホントにおもしろいので、上杉隆氏のお手柄ってことでよさそうです。どんなものなのかというと、

「昭和31年4月19日から同45年8月4日までの間の靖国神社合祀事務協力に関する諸通知は廃止する。」(【旧陸軍関係戦没者身分等調査事務処理要領について】昭和46年2月2日)

という文書があった。で、A級戦犯該当者を含む名称が送付されたのは昭和41年2月8日で、靖国神社が崇敬者総代会でA級戦犯の合祀を了承したのが昭和45年、実際に合祀したのが昭和53年10月17日なのだそうです。

で、原口一博総務相(当時)は「もしかすると中国や韓国など近隣諸国が靖国神社に対して抱いている懸念が、不幸な誤解に基づくものであると判明し、それを解く一つのステップになるかもしれません。」と言われたそうです。それはいいんだけど、引っかかるのは、

するって〜と「諸君!」2005年8月号の原口氏の寄稿はどうなるんだい?

ということです。こちらにもなが〜い副題がついた記事が載っています。

民主党代議士の憂国宣言
小泉首相、靖國で会いましょう
岡田代表、私は参拝します
英霊の「荒ぶる魂」を祓い清めるための参拝を敵視する中国の屁理屈を私ならこう撃破する

このなが〜い副題をつけた記事で原口一博氏氏は小泉首相の参拝を諸手を挙げて賛成できない理由として次のように書いています。

六月二日の衆院予算委員会で「A級戦犯は東京裁判で戦争犯罪人と指定され、日本は受諾した。戦争犯罪人であると認識している」と答弁していますが、…略…「A級戦犯」たちの遺族年金にも年金が払われており、国内的には “犯罪人” 扱いはされていません。

A級戦犯のことを犯罪人とかゆーな(超訳)ということです。自分自身も 「不幸な誤解」をしていたのかもしれないということです。で、上杉隆氏に乗せられて何の問題を解決しようとされていたのか。。。いや、私は別にいいけど。

結論として私が何を言いたいのかというと、吊り広告でタイトルだけ見た人と、上杉隆氏の自慢のネタを知った人と、「諸君!」の寄稿を読んでた人とで、激震する内容が全然違うじゃないか、ということです。

ちなみに民主党の代表選で原口一博総務相(当時)が投票した小沢一郎氏はこの問題についてどう言っているのかというと、

霊璽簿(れいじぼ)に名前を記載するだけで祭神とされるのだから、単に抹消すればいい。(2005年10月21日 「剛腕維新」所収)

かんたんじゃねーか(超訳)ということです。